2015.06.7
今回は、これからの時代に求められる能力とは何か?というテーマで、4C能力について取り上げてみようと思います。
目次
4C能力は、カウンセリング能力(Counselin)、コーチング能力(Coaching)、コンサルティング能力(Consulting)、コミュニケーション能力(Communication)の4つの能力の頭文字をとったもので、4つの能力を統合した能力のことを言います。ここからは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
シンプルに整理すると、「なぜ今のような状態になってしまったのか」に対して過去の話を聞き、悩みや迷いに対して、その原因である心の在り方のパターンに気付かせ、解決策を明確にすることができるのがカウンセリング能力です。
一方コーチングは、「将来、どのようになりたいのか」に対して目標やゴールのイメージを設定し、現在地を診断して、今から未来へ向けて目標を達成する為に何をすべきかをステップや階段に分けて整理していきます。
その人が実現したい方向性を明確にし、どのような目標を設定して、いかに行動していけばよいのかを、効果的な質問により相手自ら答えを見つけることをサポートするのがコーチング能力です
カウンセリングとコーチングは、どちらもクライアントから引き出した情報を基に整理していくので、本人が認識している観点の中の情報になりますので、自覚していない観点は除外されます。
これに対して、クライアントが自覚していない観点の外から明確なアドバイスや導きを行うのがコンサルティングです。
何が限界なのかを診断して、問題点、明確なビジョン、その問題の解決法を、相手に明確に提案できるのがコンサルティング能力です。
コミュニケーション能力(または立場チェンジ能力)とは、信頼のつながりへと転換させる力。立場の違いによって起こるお互いの分離、断絶の関係から、相手の立場や状況を十分理解して交換交流することで信頼のつながりへと転換させられるのが本来のコミュニケーション能力です。
これからの時代、どれかひとつの能力だけでなく、この4つを統合した4C能力を備えていれば、本質的な問題解決を行うことができ、組織でも必要とされる人材になれることでしょう。
弊社でも4C能力を有したコーチによるセッションを実施していますが、クライアントの過去を真摯に聴き、未来へのステップを共に考えながら、ときには明確なコンサルティングを行う力は、多くの方からも重宝されています。
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