2022.01.2
新年は初詣で神社を訪れる方が多いと思いますが、みなさんが行かれている神社に、神様はいらっしゃるでしょうか?「変な質問だな」と思われる方もいるかも知れません。しかし1万年前、その場所に神社は存在していませんでした。では、誰がいつ、どのような目的で建てたのか?今日は神社にまつわる歴史をご紹介します。
目次
古代の日本では、この世界のあらゆる存在と現象に神が宿ると捉えていました。
特に樹齢数百年の樹木、巨大な岩、険しい山など、ヒトが「そこに神がいる」と感じやすい物質や場所を”神聖な場”として認識するようになります。
それと対峙したヒトの内面に「畏敬の念」や「神々しさ」「清らかな気持ち」などを呼び起こしているので、本質的には「人の内面に神聖さを呼び起こす場所」なのですが、やがて「その場所に神様がいる」という認識にスライドしていきました。
”自分の心の中”に神様がいるのに、”どこか別の場所”に神様がいると思い込むようになったんですね。
八百万の神には”自分”も含まれています。あなた自身が、意識の宇宙をつくり出している創造主なのに、「自分は神様なんかじゃない」と卑下することで、自らの内に眠る力を手放していったのです。(内在神の外部化)
そして「静かな森」や「特別な岩」に神が宿るとして崇め奉り、四季折々に祭りを行うようにもなりました。そのエリアに祠を建て、注連縄(しめなわ)を張って、”神の社がある特別な場所”として区別するようになります。
奈良時代に入ると律令制度が整い、朝廷が民を掌握する為に、人が集まる神社を組織化していきました。その際に神の位を分け、神社の格を分けていったので、人々の意識のなかでも「ここにはA神がいて、あそこにはB神がいる」という認識になっていきます。
神社はもともと、それぞれの土地の氏神信仰だったのですが、平安時代の中期からは、2861社のうち人気のある国家神が地域を越えて祀られるようになります。(稲荷、八幡、天神など)
鎌倉時代~江戸時代にかけて神仏習合(お寺と神社のミックス)が進みますが、明治維新の際に『天皇家の崇高される信仰は神道』として日本の国教が神道に定まり、現代に到ります。
こうして永い歴史の中で「私の中に宿る神と出逢う」という認識から「特別な場所に神様がいる」という認識に移り変わってきました。
しかし現代においても、その本来の意味を理解している方は、いまでも到るところに神を見出しています。
華道家なら一輪の花の中に、
彫刻家なら一本の木の中に、
水泳選手なら泳ぐ水の中に、
コーチなら会話の間の中に、
俳人ならあまねく事象の中に
神はいたるところに宿るので、「何と向き合うときに、自分が神を感じるか?」が大事なのです。それが滝でも山でもいいし、仕事道具や素材、作業でもいいんです。
年末に事務所のプリンターを掃除していた母は、「この複合機のおかげで仕事ができていたんだなぁ」と感謝した瞬間「溢れてきた愛に心が満たされて、気持ちがいっぱいになった」と話していました。
ヒトは心を開けば無限の愛にアクセスできるようになっているので、あなたはいつでも神とつながれます。
神社の御神体は鏡ですが、
カガミから我(ガ)を取ると神(カミ)になります。
そう、「あなた自身が神である」ことが前提なんですね。
エゴは決して悪いものではありませんが、
誰かに愛情を注いでいるとき
何かに集中しているときなど
自分がない状態に入ると、意識は場に溶けて一体となり、より大きな意識とつながっていくようになります。(その状態の方が良い作品がつくれたり、高い成果を出せたりします。)
神様はあなた自身の内側にあり、それが宇宙全てとつながっています。
神社は、それを思い出す為の場(エネルギー・フィールド)です。
神社にいったら「あなたの中に、すべてを叶える力が眠っている」ことを、是非思い出してみてください☆
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