2015.06.3
目次
ところで、「アップル」という言葉を聞いた時、みなさんは頭の中に何が思い浮かびますか?
青森県のりんごを思い浮かべる人もいれば、スティーブ・ジョブズを連想する人、ニュートンや白雪姫をイメージされる方もいらっしゃると思います。
普段 あまり意識することはないかもしれませんが、私たちが発する単語(言葉)は、私たち一人ひとりの判断基準に基づいて表現されています。
他者とのコミュニケーションにおいては、相手が発した「単語」を自分の判断基準を通して理解・イメージし、自分勝手な解釈をしてしまうため、相手の意図やイメージとのズレが発生してしまうことが多々あります。
これは、人間であれば誰もが無意識で条件反射的に行ってしまっていることです。
「アップル」の例のように単語ひとつとっても使う人によってイメージが異なるのならば、メールや報告書などの長い文章では、イメージや意図のズレはどうなっていくのでしょうか?
例えば、職場で上司から「これお願いね」と、ある仕事を頼まれ「はい、わかりました」と答えた翌週に依頼されていた企画書を持っていったら「ちょっと、頼んだのと違うじゃない!」と怒られたことはないでしょうか?
メールや書面では共通の単語を使っていても、判断基準(モノサシ)が異なると、その解釈やイメージも異なります。
「0度」という単語も、モノサシが温度計と分度器のように異なれば、イメージしているものが温度(℃)と角度(°)ぐらい全く違うものになります。
相手の判断基準を知らずに仕事を依頼した側は、「なんで言った通りにできないんだろう?こいつ使えないなぁ」と感じますし、
仕事を頼まれてやった部下は「言われた通りに作ったのに、なんで怒られなきゃいけないんだろう?ひょっとして俺のこと嫌いなのかなぁ。」と思い込んだりもします。
相手が使っている単語が、どんなイメージや判断基準をもとに発せられているのか。
そのイメージを汲み取り、イメージをすり合わせ、誤解が生まれないような努力をすることで、コミュニケーションのズレが減り、仕事も人間関係もスムーズになっていきます。
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