2014.08.29
最近、Facebookのタイムラインで良く見かける【「学ぶことを今すぐやめよう」IQ170の13歳少年が語った天才の条件】を読んで、改めて学ぶとはどういうことか?を考えてみました。
目次
「学ぶことを今すぐやめよう」IQ170の13歳少年が語った天才の条件
http://logmi.jp/19098 (※TEDの書き起こし記事)
知ってることなんて忘れよう | ジェイコブ・バーネット | TEDxTeen
上の記事では、ケンブリッジ大学が閉校していた17世紀半ばに、学ぶ術を失ったニュートンが天体問題について考え抜いた結果、微積分法、万有引力の法則、反射望遠鏡や光学などを創り出したことなどに触れられています。
独創的な観点を持つことの重要性に触れている部分は共感できるのですが、部分だけ取って解釈すれば記事のタイトルのようにもなるのでしょう。しかし、これらの創造をもたらす為の基礎となる知識や言語はニュートンも学んで身に着けたものです。
しかし、そもそも学ぶとはどういうことでしょうか?
大辞泉によると、
1.勉強する。学問をする。
2.教えを受けたり見習ったりして、知識や技芸を身につける。習得する。
3.経験することによって知る。
4.まねをする。
という定義になっていますが、そのまんまですね。
私の考える「学ぶ」とは、
1.学問のベースにあたる言語(単語=イメージ)を暗記する
2.暗記した言語をもとに意味・価値を認識する
3.二者の間にある意味・価値(関係性)を認識する
※二者:認識主体と客体(存在、現象など)
4.自分と世界の関係性を定義する(観点を持つ)
以上を物心がつくまで(7歳まで)に無意識で行った上で、それらの土台の上に
5.情報・知識を理解・記憶する
6.技能・感覚を身に着ける
7.経験・体験を元に脳内リンクを再配線する
8.観点を固定し、より強固に発達させる
9.自分の固定概念・観点が破壊される
10.正しく知っていることは1つもないことを理解する(無知の知)
11.どんな条件によっても変わらない永遠不変の絶対世界ひとつを認識する
12.そのひとつから出発してすべてと出会う
以上が、現代の地球における人類の多くが通る学びの道だと感じています。
出発が人間の脳の認識のデフォルト設定(存在が有ることが大前提:物理学の常識)だと、上のような道を辿ってゆくのでしょうが、逆に人間の脳の外から認識する(色即是空のように存在は実在しないことが大前提の)場合、この世界の見方、学び方はどうなっていくのでしょうか?
よく「ボタンを掛け違える」と言いますが、学ぶことについても最初の出発点が変われば、すべてがひっくり返ります。
人間の場合は言語を暗記するところからスタートするので、言語によって思考体系が決まります。(日本語なら主語がない=相手を先に考える、英語なら私の立場を主張するなど)
「言語を3つ覚えると哲学は要らない」といわれるほど、言語の背景にある”ものの捉え方”や”世界の見方”は国によって違います。
自分が普段なにげなく使っている言葉を見直すと、新しい発見につながります。
よかったらご自身の名前の漢字を辞書で調べて、そこから連想する意味を見つけ、自分の名前の漢字に対して、いまのあなたが新しい意味・価値をつけなおしてみてください。
名前に対する解釈を変えるだけでも、少し自分が生まれ変わった気持ちになれると思います。
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