夫婦間のコミュニケーション

2021.06.10

夫婦の会話:大関芽生子の場合

夫婦間のコミュニケーションがとれていますか?という質問があれば、迷わず「はい。」と答える私ですが、夫とのコミュニケーションの奥には、またまだくすぶりがあることに気づきました。

先日、久しぶりに友人たちとリアルでランチしてきた時のこと。
文字通り時間を忘れるほど楽しい時間を過ごし、ふと時計を見ると、もう子どもたちのお迎えの時間に。

『あー、名残惜しいなぁ。』

『もう少しいたいなぁ。』

と思っていたら、同じ世代の子どもを育てている友達が、在宅で仕事しているダンナさんに、子どものお迎えをお願いしようかなと電話をしているではありませんか。

それを見て、私も夫にお迎えをお願いできないかダメ元で聞いてみようと思ったのです。

でも、仕事という正当な理由ならまだしも、「遊びが楽しすぎるから」という理由で、在宅勤務でもない夫に仕事の調整や子どものお迎えをお願いしたら

夫を不機嫌にさせてしまうかもしれない。
「いい加減にしろ!」って、怒られるかもしれない

そんな思いがわいてきて、心がザワザワし始めました。

ちなみに、うちの夫は・・

夫の名誉のために書きますが、夫はとても穏やかで、普段から協力的な人です。

誰よりも早く起きて仕事に行き、早く帰ってきて夜ご飯を作ってくれたり、子どもたちと遊んでくれたりしています。

だからこそ「もっと遊びたいから」という理由でお迎えをお願いしたら、「甘えすぎだ!」「いい加減にしろ!」と不機嫌にさせてしまうかもしれない。そんな怖い妄想がわいてきたのです。

そんな怖さに向き合うくらいなら、予定通り私が子どもたちのお迎えに行っておいた方がいい。今までの私はそうやって、相手に確認することもせず、自分の「やりたい」をたくさん飲み込んできました。

でもそうやって後ろ髪引かれながら帰った時に限って、夫がたまたま早く帰ってきたりすると、

『早く言ってよ!お迎え行ってもらえたのに。』

そんなイライラが湧いてきて、私がなぜか不機嫌になったりするんですよね。早く帰ってきた夫にとっては、完全なとばっちりですが。

思い込むか確認するか

さて、ここまで読んだみなさんが夫の立場だったら、こう思いませんか?

「まずは、聞いてくれればいいのに!!」と。

勝手に相手の反応を決めつけて、相手に確認したりお願いすることを避けようとしている心のクセ(自動反応)に気付いた私は、勇気を出して夫にLINEしてみました。

私「突然だけど、今日のお迎えいけますか?」

夫「どうしたの?」

 

「どうしたの?」という問いに対して、瞬時に頭の中をよぎる言い訳の数々…

言い訳したくなるのは、責められるという前提が私の中にあるんですね。

これも「勝手な妄想」であって事実ではない。
そう自分に言い聞かせて、そのままシンプルに伝えてみました。

私「急遽、友達の家に遊びに来てて。」

それに対する夫からの返事は…

「〇〇(次男)と〇〇(三男)だよね。少し早上がりしてお迎え行きます。」

こうして無事に夫がお迎えに行ってくれることになりました。

勝手に決めつけずに、聞いてみてよかったーーー!!

おかげで、友人たちと楽しい時間を満喫して、帰途についたのでした。

帰宅した際の夫の反応は

ただいまーと家に帰った時には、子どもたち3人は夜ご飯も食べ終えて、お風呂にも入り終わったパーフェクトの状態に!!

今日は本当にありがとうと夫に伝えると

「よっぽど楽しかったんだね。」

という言葉が返ってきました。

夫に悪いな、迷惑かけてしまったな、という罪悪感があると、その「よっぽど楽しかったんだね。」という言葉を「遊んできた上に、こんなに帰りが遅いなんてね。」と皮肉に変換して受け取ってしまっていがちですが、そう受け取りそうになった私はニッコリとこう伝えました。

「うん、あなたのおかげでとーーっても楽しかった!!ありがとね

それを聞いた夫もニッコリ笑顔になり、その後は家族団欒で過ごせたのでした。

まとめ:無意識が関係を左右している

このように、夫婦間の何気ないやり取りには、自分の前提(セルフイメージ)が無意識に反映されます。

そのため、私がセッションで、パートナーシップのご相談を聞くときには、夫婦間の会話や関係性よりも、ご自身がガマンを飲み込んでいないか、相手の言葉を勘違いして受け取っていないか、そちらの心の反応を注意深く聞きながら、紐解いていきます。

そうした無意識で行っている自分の反応が変わるだけで、夫婦間のコミュニケーションは円滑に進み、家庭円満になりますので、ぜひご自身の心の自動反応を、見つめてみてくださいね。

大関芽生子 潜在意識コーチ

福島県出身。新潟大学法学部卒業後、渉外法律事務所に入社し、日系企業の労使問題や、M&A後の社内環境の整備、トップと従業員の意識改革に取り組む。その後、ビジネスコンサル事業で7年間、経営者や管理職の意識改革に携わる中で、人間関係力の必要性を実感。現在は潜在意識コーチとして、個人の意識変化から、ビジネスリーダーの成長支援まで、幅広いコーチングを行っている。クライアントの本音を捉え、本質からの変化に導く力には定評がある。

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