2023.04.26
ワンネスで潜在意識コーチを務める池上りえにインタビューしました。「ありのままの自分を大切にしてほしい」と語る彼女の声をお聞きください。
目次
もともと私は2007年からエステサロンを経営しており、独立前からの期間を含めると26年ほど美容の世界で活動しています。
私は自己肯定感が非常に低く「何をしてもうまくいかない」と感じる人生を歩んできました。ある時、石山の「潜在意識を知れば自分が何者かが分かるようになる」という話を聞き、衝撃を受けました。それはまさに、ずっと私の中にあった「自分は一体何者なんだろう」という疑問を解消する言葉だと思ったからです。
石山の話を聞き終えてから「自分のことを理解をしたい」と思うようになり、潜在意識アカデミーを受講することにしました。
学びを通して気づいたのは、「この辛い現実は自分が作りだしている」ということ。
それに気づいてからは、意識が変わり自己肯定感も上がりました。40年間生きてきてずっと変わらなかったものが、潜在意識を学んだことであっという間に変わったのです。
潜在意識の仕組みを知ると、こんなに速いスピードで人は変わるものだと身をもって体験しました。この経験を通し、私は人に伝えられることがたくさんある。「私と同じような思いをしている人の手助けをしたい」という思いが強くなり、2021年に潜在意識コーチになりました。
私の自己肯定感が低いのは、物心がついた頃からです。
友達といても楽しくないし、自分の人生って何なんだろう、私って何なんだろうという疑問ばかりが浮かぶ日々。何をしていても、自分がどこか別のところにいるような感覚でずっと生きてきました。
特に辛いと感じていたのが、夫婦の不仲です。
夫は社長をしていて、性格的に少々ワンマンなところがあります。コミュニケーションが苦手なため、他人に対してどうしても厳しく接してしまう。それは他人だけでなく、私や子どもに対しても同じでした。
そのため、日頃から「夫が厳しいことを言うから自分が辛くなるんだ」「自分ばかりが苦労するんだ」と思い込んでいました。そうした中で潜在意識を学び、過去に立ち戻ってみると私の両親の不仲に原因があることが分かったのです。
私は幼少期から、父のキツい言葉や態度に悩む母の姿を目の当たりにしてきました。
それにより「女性は男性に不幸にされる生き物」だと私の脳内に刷り込まれていたのだと気づきました。そこで初めて「私が自分で夫婦関係に悩む現実を作りだしていたんだな」と理解します。
潜在意識アカデミーで「ここから人生を変えられる」と知った私は、ひたすらに学んだ内容を実践しました。夫の言動を見て、聞いて、「これは夫が無意識で言った言葉」「いじめようとして言ってるわけではない言葉」などと、一つひとつ分類していったのです。
しばらく続けると、言葉の受け止め方が変わりました。
夫が何か言うたびにダメージを負うこともなくなり、夫と冗談を交わし合うまでに改善。夫婦仲が良くなっただけでなく、私たちの様子を見ていた子どもも、夫と何でも言い合えるようになりました。
私はすでにNLPの上級資格であるマスタープラクティショナーを取得していたのですが、自己肯定感が低すぎて「自分にはできない」と考えコーチになれずにいました。
せっかく取得した資格をどうやってビジネスに生かそうかと考えていたところで、潜在意識によって生じた変化を身をもって体験したことになります。
こうした経験を通し、「現実は自分が作っている」のだとストンと腑に落ちました。自分を理解し、承認し、変化していく。私はコーチングによって、変わりたいと思っている人たちのお手伝いをしたいと考えています。
私が得意とする分野は、夫婦関係の改善です。自己肯定感が低い人や、今までいろいろな学びをしても変化がなかったという人も多く対応させていただいています。
私のコーチングの特徴は、潜在意識と顕在意識が繋がるように導くことです。
人の行動や表情、言葉は無意識のうちに出ている場合が多く、それがなぜ表に現れているのかを対話によって導き出します。
具体的には、無意識に繋がっている言動だなと思う部分を見つけ「よくこの言葉を使ってらっしゃいますが、どんな感情で言ってますか?」と聞き、ひも解いていくイメージです。
そうして「潜在意識によって自分は今こうしているんだ」とお客様に理解してもらい、今までの思考から新しい思考へと書き換えていきます。
私は昔から傾聴が得意なのですが、自己肯定感が低い人は傾聴が得意な傾向にあると思っています。自己肯定感の低い人は自分のことを言いたいけど言えず、人の言葉をよく聞いて、真似したり言葉の意味を理解したりしようとするからです。
私が経営するエステサロンでも、知らず知らずのうちに傾聴をしてきました。
お客様は施術中にいろいろな感情が湧いてくるようで、「仕事が大変」「人間関係に悩んでいる」といった相談をしてくださいます。
お客様の話を自分のことのように聞き続けると、施術後は「自分の話を受けとめてくれた」という嬉しさから皆さんスッキリした顔で帰宅されるのです。
今では潜在意識の知識を交えながら「こう考えてみてはどうですか?」とアドバイスできるようになりました。長年のエステで培った傾聴の経験は潜在意識コーチにも生かせており、良い相乗効果を生み出しています。
コーチングはお客様と常に一緒に歩んでいるため、セッション中にお客様と共鳴している感覚になります。性別も職業も住む環境もみんなバラバラだけれど、いつも共鳴する瞬間がある。
私は人の話を聞くのが大好きなので「どうしてその言葉を言っているのか」「どうしてそんな表情をしているのか」という突っ込みが人より多いのだと思います。
「だからその言葉を使ったんですね」「だからそういう表情をしたんですね」と言葉にすることで、お客様も「あ。そうだったんだ」と気づきます。
その瞬間に共鳴し合い、お互いが信頼関係で結ばれる感覚になるのです。
お客様からは「池上さんじゃなかったら、こんなに深くまで自分のことを話せていなかったかもしれない。だからこそ前進できた」と言っていただきます。お客様と2人で号泣することも多いのですが、それもお客様のことをお互いに理解できたからこそ。
自分を理解するには、自分の言葉で表現するのが一番です。
お客様が「こんなことがあった」と伝えてくれた内容に対して、私は「大変でしたね」と共感する。するとお客様は「自分は大変だったんだ」と初めて自覚し、自分を理解して慰められるようになります。そのお手伝いをするのが、私の役割です。
ありのままの自分を大事にしてもらう。それが私のコーチングの方針です。
人生においてもビジネスにおいても、大きく前に進むための基礎固めを一緒にするのだと考えてみてください。
私は自分を知ることで、自分を取り巻くすべての状況が良くなると考えています。自分のことが分からなければどうやって生きていけば良いかもわかりませんし、どういう人間関係をつくれば良いのかも分かりません。
現在は自己肯定感は高いほうが良いという考えが一般的ですが、私は自己肯定感が低くても、自信がなくても良いのではないかと思っています。前に進みたいのなら進めば良いし、そこに留まりたいのなら留まってもいいのではないでしょうか。
ですから、自分が「こう生きたい」「こうなりたい」と思った時には、ぜひコーチングを受けてもらえればと思います。その時には私が全力で寄り添い、サポートします。
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