2023.04.21
ワンネスで潜在意識コーチを務める後藤佳子にインタビューしました。「変化の最初の一歩に寄り添える存在でありたい」と語る彼女の声をお聞きください。
目次
私が潜在意識コーチとしてワンネスに参加するようになったのは、2021年のことです。それまでは子育てと仕事のかたわら、ずっとコーチングやカウンセリングの勉強を続けていました。
数あるカウンセリング系民間資格の取得に取り組む中、オンラインで石山が開催していた無料の潜在意識コーチ養成講座に参加。以前、石山の研修を受けたことがあり、説明がとても分かりやすくて印象に残っていたためです。
直感で「これが最後の学びになるかもしれない」と思い、その場で潜在意識コーチ養成講座の受講を決めました。
当時すでにいくつかの資格を取得していましたが、講座が終わる頃には私の中で変化が起こります。今まで学んできたことが、全て一本の線で繋がった感覚になったのです。
また、当時の私はカウンセリングの学びを生かし友人の人生相談に乗っており、よく考えるとそれもコーチングの一種だったのだなと気づきました。
「今までの知識と経験に潜在意識の知識がプラスされれば、より質の高いコーチングをおこなえる」。そう思い、潜在意識コーチを目指すようになりました。
コーチングやカウンセリングを学び始めたきっかけは、母との関係に悩んでいたからです。高校生になると「なぜこんなに親子関係がうまくいかないのだろう?」と疑問を抱き始めました。
思考を重ねて行き着いた結論が、小さい頃に母から言われていた言葉に影響を受けているのだということ。私が何か新しいチャレンジをしようと思っても、母は心配が先に立ち、できない理由を探し出しては私を諦めさせようとしてきたのです。
高校卒業後は、そうした母との関係性の原因を探るため心理学科に進学。学びを深める中で、幼少期に親からかけられた言葉によって子どもの感情が育つのだと知り「私が悪かったわけではないんだ」と思えるようになりました。
そこで私の中に沸き起こったのが「それならば、子どもがやってみたいことを全力で応援したらどんな子どもに育つのだろう?」という疑問です。
私が母にしてもらいたかったことを私自身の子どもに提供し、自分の思いは間違っていなかったのだと証明したいと思うように。私は母親になるため、そして自分の母から離れるため、早々に結婚して実家を出ました。
2人の子どもに恵まれ子育てに専念していたのですが、ある日突然、夫が他界してしまいます。長男が小学2年生、次男が幼稚園の年長の時です。
それから私はシングルマザーになり、母親業優先の生活を続けていました。生活のために働かなくてはならないけれど、私の中で一番に優先したかったのは子どもたちとの関係でした。
その甲斐あって私たちの関係は良好。ここ数年で子どもたちも少しずつ自立し始めたこともあり、地域活動に参加しています。友人の輪が広がり、気がつけば姉さんと慕われ人生相談を持ちかけられるようになっていました。
そこで気づいたのは、私の過去の経験が、今悩んでいる人にとっては参考になるという事実です。
それまでは「なぜ私ばかり」と思うほど、うまくいかないことばかりでした。しかし母との関係性も夫との別離も、悩んできた分だけ学びが多かったと痛感したのです。
私が潜在意識コーチングを実践するのには理由があります。過去の経験を未来の自分に生かすための答えを、お客様自身に見つけてもらう。そんなサポートができると期待しているからです。
自分に対する不安や迷いは、自分自身への期待の裏返しでもあります。自分への期待を胸にさらなる一歩踏み出せるよう、セッションを受けてみることを選択の1つとして考えてくれる人が増えたら嬉しいです。
親子関係の改善には自信があります。
また、過去の自分が選んできたことを正解だと思えるよう、心を整えるお手伝いもしています。成長とともに、過去の自分が選べなかった選択肢も増えていくものです。そこに気づければ、過去の自分も今の自分も間違ってなかったのだと思えるようになります。
それを教えてくれたのが、夫の存在です。私の夫が他界してしまったのは、私がすでにメンタルについてかなり学んでいた頃です。ですから夫の様子がおかしいことに気づきましたし、仕事がうまくいっていないことも、人間関係で悩んでいることも、親身になって聞いているつもりでいました。それでも、夫は自分の道を断つことを決めてしまったのです。
大好きだった子どもたちとの時間さえも、自ら手放すことを決めてしまった。その事実を受けとめるのは困難でしたが、徐々に彼の意思を少しでも尊重できたら報われるのではないかと思えるように。もちろん、その心境にたどり着くまでには、私自身の情けない部分や後悔、懺悔など、さまざまなものと向き合うことになりました。
こうした経験から学んだのは、起きた事実に対する解釈は人や立場、その時のタイミングによって異なるものだということ。また、その解釈は時間の経過によっても変わってきます。時には、自分にとって都合の良い解釈をすることもあるでしょう。
とはいえ自分を変えたいと思う時には、そうした都合の良い解釈と対峙する必要があります。セッションでは心に潜めてきた感情や思いなどを掘り下げるため、どうしても痛みを伴うものです。
しかし、その痛みをそのままにしないような工夫もしています。お客様には「痛いと感じる部分を後藤さんにバッサリと切られるけれど、次に何をしたらいいのかという傷薬もきちんと用意してくれる。だから一時的に傷を負ったとしても全然痛くないですよ」と言っていただくことが少なくありません。
また「ここに原因があったんだと分かったら体が軽くなった」という声もよく聞きます。今まで余計な力が入っていたのだとお客様自身が気づくのです。
重い車輪も、動き出して回り始めるまでが一番大変です。車輪が回り、自走できる時が来るまで私がそばで寄り添います。
コーチングをしていると、人生のターニングポイントに立ち会う機会が多いです。今まで誰にも話したことがなかったというお話も、お客様からたくさん聞かせていただきます。
誰かに相談しようと決意するまで、1人で悩みを抱え、自分自身でなんとかしようと学び続けている人も多いでしょう。
「誰かに相談しても、どうせ理解してもらえない」と諦めつつも、内心はどこかで期待している。そんな1人で頑張ってきた時間は、決して無駄になりません。私は、その経験談が誰かの救いに繋がると思っているからです。
積み重ねてきた経験も人によってさまざまで、同じ出来事でも些細な問題だと感じる人もいれば、それを乗り越えられないと感じてしまう人もいます。
一人ひとりの悩みや性格に合わせたコーチングをおこなうことで、私のサポートの幅も広がっていきます。そうした経験をもとに、私がいわばハブ的な存在となり次に出会うお客様のサポートに生かしていく。最近は、そうした良い循環を生み出せていると感じています。
自分の強みや長所は、自分では意外と分からないものです。「あなたの強みは?」と聞かれて、すぐに答えられる人はきっと少ないでしょう。コーチはそれを引き出し、自分の人生の価値を上げたり、自分の武器を増やしたりするお手伝いができます。
自分の人生の描き方に1本軸をもたせて、次に踏み出す1歩の方向性を設定する。それに加えて「もしかしたらこういう方法もあるのでは?」と別の選択肢も提案できるのが、潜在意識コーチとしての強みです。
変化に対する不安は、人によってはとても勇気がいることかもしれません。
しかし、もし自分を変えたいと思うのであれば、私はその不安の3倍の力で応援し、背中を押します。1人では難しいと思っても、何かあった時に「大丈夫だよ」と味方になってくれる人がいると思えば最初の1歩を踏み出しやすくなるものです。
まずは「ちょっと話してみようかな」程度の気軽な気持ちで相談していただいて大丈夫です。自分自身と向き合い、自分の中にある答えを一緒に探し出しましょう。
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