2021.08.12
ワンネスでコーチを務める仲井圭二にインタビューしました。
彼のコーチングに対する想いをお聞きください。
目次
私が会社に勤めながら整理収納アドバイザーの資格を取得した時、その研修の一環で、あるコーチの話を聞きました。その方の話は自己開示がとても素晴らしくて、「この方になら自分の嫌なことも恥ずかしいこともなんでも話せそうだな」と感じました。
その頃の私は会社勤めの中で苦しい経験をしていたため、自分の価値観と会社のそれとが合っていないんだろうと感じていました。
そこで同業種内で転職もしましたが、今度は「そもそもこの業種を選んだのは良かったことなのか?」「大企業に就職していたら、もっと高収入で社会的にももっと評価が高くなっていたのではないか?」「周りと比べて自分は損な選択をしたんじゃないだろうか?」と悩んでいました。
そこで、「自分は仕事に何を求めているのか?」と自分のことをもっと知りたいと思い、コーチングを受けながら自分と向き合いました。すると、やっぱり自分の好きな仕事を選んでよかったんだと思うようになり、コーチングの素晴らしさを感じて私もコーチになりました。
これまで、15年間で60名のコーチングをしてきました。
私は、整理収納アドバイザーの資格を持っていますが、コーチングは”心の片付け”だと思っています。片付け・整理とは、自分にとって何が大事で何が大事でないかを区別することで、時間の使い方や仕事の仕方など、生き方全般において整理が大切だと思っています。
このような内容を書いた本を2011年に出版したこともあり、「仕事に追われている」「仕事を効率的に片付けたい」「仕事にどんな価値を見出し何を重要視するべきか分からない」といった悩みを抱えるクライアントが中心です。
例えば仕事に追われている方は、自分のところにきた仕事は全部自分がやらないといけないと思ってらっしゃる方が多いです。そこで、その方の価値観に応じてやるべきこととやらないことを決められるようにコーチングします。
すると、「仕事ってしんどいものだ」と思っていたクライアントが、「自分で判断していいんだ」「仕事ってしんどいものではないんだ」と思うように変化なさいます。
私も何人かのコーチにコーチングをしてもらったことがありますが、私の言うことを大事にせず、軽んじたり否定したりする人に出会ったこともあり、とても嫌な思いをしました。
だからこそ、私がコーチであるときは、クライアントの言葉を大事に受け入れ、安心感、信頼感を持っていただけるようにすることを大切にしています。そして、クライアント本人が望む方向に進めることをお手伝いします。
また、人は長年生きていると、当たり前で変えられないと思っていることがたくさんあります。しかし、本当は必ずしもそうではないことを知っていただくために、押し付けることはありませんが、新しい視点もお伝えするようにしています。
そうすることで、多様な価値観があることを知っていただけると思います。
まずは、クライアントには自分を大事にしていただきたいと思っています。
仕事をしていると、会社第一、仕事第一になってしまう方も非常に多いです。そのため、自分の感じていること、考えていることが会社や仕事の方針と合わない時、自分が間違っている、ダメだと押し殺してしまって悩む方が多いのです。だからこそ、自分の感じていること、考えていることをそのまま認めていただきたいと思います。
また、人生にはたくさんの分かれ道、選択をする場面があり、もしかしたら過去の自分は間違った選択をしたのではないかと思うこともあると思います。しかし、間違いというものはありません。いつも正解だったのです。そして、うまくいかない選択をしたと思ったら、改めて選択すればいいだけです。
だからこそ、選択に迷った時はしっかり悩んでください。コーチとしてその時の整理をお手伝いさせていただけたらと思います。
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