ストーリー

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講師/潜在意識コーチ 堀井香織

2021.08.25

ワンネスの講師/潜在意識コーチを務める堀井香織にインタビューしました。「自分が変われば現実が変わることを体験したい方に、とことん寄り添います」と語る彼女の声をお聞きください。

人の心を満たしたい

私がコーチになったのは24歳の頃。まだ一般的に「コーチングって何?」と思われている時代でした。新卒で入社した企業で忙しさに追われ“しんどさ”を感じていた私は、知り合いの勧めでコーチングを体験。すると、思考が整理され、メンタルも上がり、「コーチングすごいな」「自分も学んでみよう」と感じてコーチになりました。

その後、25歳で日本初のプロコーチとクライアントをマッチングする会社を起業し、コーチングだけでなく研修やセミナーの講師もするようになりました。そして、30歳でこの会社を離れ、次の挑戦に移りました。

私がこんなに挑戦できたことには、理由があります。

大学の専門が途上国の貧困問題や難民問題だった私は、マザーテレサの「先進国に住む私たちの心の飢餓が、世界の飢餓を作っている」という言葉に胸が刺さりました。

確かに私たちは、余裕がなくなると、人を思いやったり手を差し伸べたりする事ができなくなります。「私たちの心が満たされていなければ、本当の意味で社会問題は解決しない」そう思い、自分ができることをやろう!と思いました。

代表の石山さんとは、大学時代からの友人です。彼と一緒に話していると、理念や考え方が近く、すごく話が合います。長年の信頼関係を構築できていることもあり、今回ワンネスに参加することになりました。

リーダー層へのコーチングや、企業様のニーズに応じたオリジナルの研修により、お客様の「在り方」の変容を導きます

私の役割は、主に管理職などリーダー層の方へのコーチング、研修やセミナーの講師です。研修は、クライアント企業によってニーズや問題が異なるので、コーチングだけでなく心理学や脳科学の観点からオリジナルのプログラムを作ります。

私は、コーチングや研修を通して、リーダー層の皆さんの「スキル」だけでなく「在り方」にもフォーカスし、部下の方と信頼関係を築けるように導きます。

それは、部下の皆さんがリーダーの在り方・物事に対する姿勢を見ているからです。リーダーがその場限りで良いことを言っても、実際の在り方が違えば信頼されません。そこでコーチングによりリーダーの潜在意識レベルの思い込み・価値観まで紐解き、「在り方」の変容を促します。

例えば、40〜50代の管理職への研修は難しいという話があります。

この世代の方は、ご自身の強い価値観、プライド、積み重ねてきたキャリアを持っていて、新しいスタイルに変えることにひどく抵抗することもあります。しかしそれでも、「本当にこのままで良いですか?」「仕事をする上で、本当に望んでいることは何ですか?」と問い続けると、大きく変容する方もいます。

ある時、部下に対する圧や物言いが強かった管理職の方がいらっしゃいました。

部下はビクビクして毎日を過ごし、体調を崩す人も出ていました。私がお会いした当初は「自分は厳しい環境でやってきたから、このくらいは普通です」と言われていましたが、研修やコーチングを継続し、根気強く話を重ねました。

厳しさが目立つ人でしたが、その奥には揺るぎない信念と、どこか温かさが感じられました。

コーチングを3回ほど実施した時、「本当は人と人とのつながりを大切にしたい」という言葉が出てきました。その人は心の奥では人とのつながりを大事にしたくて、そのためには成果を出す自分でなければならないと厳しく過ごされてきたのでした。

それこそが真に望んでいたものだと気づいた後、勇気を出して研修後に「これまでの自分のやり方が悪かった」と部下の前で謝罪し、「これからは、こうなっていきます」と宣言した事がありました。

そして、それまでは呼び捨てにしていた部下に対し”さん付け”で呼ぶようになり、相手の話が終わるまで遮らずにお話するようになって、徐々に部下との関係性が変わっていきました。

これを見て、私の胸も熱くなり感動しました。

さらに、この事例は、他の管理職の方にも影響を与えました。それは、この男性が過去のやり方を手放して新しい自分になろうと乗り越えた「勇気」が、周りの方の胸を熱くし、勇気の連鎖反応を起こしたからだと思います。

このように勇気を出して変容をした人についてみんなで語り合い、お互いに勇気を与え合えるような場を、今後も作りたいと思っています。

クリアな鏡となり、お客様が自分で気づけるように導きます

コーチは、客観的にお客様の今の状態を写す「鏡」だと思っています。だからこそ、私自身がクリアな鏡であることを大切にしています。それは例えば、先入観で「この人は、こんな人だ」と決めつけることをせず、フラットな状態でお客様の今の状態を見せ、お客様が自分で気づけるように導きます。

また、全ては自分の「在り方」が起点だという姿勢を大切にしています。自分の周りで起きていることも、自分の「在り方」を写し、気づきを与えてくれる鏡です。

例えば、誰かに「ム?」と思うようなことを言われたとしても、感情的に反応するのではなく、「もし自分が相手にその言葉を言わせているのだとしたら、自分は何に気づかなければならないんだろう」と考えることもできます。

すると、今の自分が学ぶべきことに気づき、自分の「在り方」を変えるきっかけになると思っています。

深く向き合って現実を変えたい人には、とことん寄り添います

私のコーチングは、『自分が変われば現実が変わる』ことを体験したい方にオススメです。

お客様の「在り方」を問い、ご自身とすごく向き合っていただくので、厳しいと感じることもあるかもしれません。しかし、自分と向き合う意志がある方には、お互いに泣きながらでもとことん寄り添って成長を支援させていただきます!

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