2015.07.13
潜在意識の書き換え方については、古今東西いろいろな方が、それぞれの知識や体験に基づいて書籍やSNSなどで解説していますが、シンプルに整理すると大きく3つの段階に分かれます。
1.潜在意識の中身をみる
2.認識を変える
3.新しいアイデンティティーを選択する
今回は、より現実で応用しやすいように潜在意識の書き換え方を具体的な7つのステップで説明したいと思います。
目次
人は皆、生まれたばかりの赤ちゃんの頃は真っさらなキャンバスのような状態で何色にも染まっていません。ところが20歳ぐらいまでに経験した出来事を通して、「自分は〇〇な存在だ」と、自らのアイデンティティーを決め付け、潜在意識で思った通りの人生を歩むようになります。
例えば、完璧であらねばならないと思った人は1行のミスも許されないプログラムの世界に自分の居場所を見出し優秀なプログラマーになることもありますし、子供のころに母の病気を助けてくれたお医者さんのようなかっこいい医者になりたいと思った人は腕のいい医師に、日本一の料理人になると誓った人は天皇陛下の料理番になったりもします。
もしあなたが今、望む自分自身になれていないとしたら、どこかで「自分は〇〇な存在だ」と決めつけたことをいつのまにか忘れてしまって潜在意識の領域に眠らせているかもしれません。
その潜在意識に眠るアイデンティティーを突き止めて変化させることが、自分自身の人生を変化させる大きな力になります。
潜在意識を活用するためには、まず自分自身の心の内側を探り、自分がどのような価値観をもっていて、その価値を判断しているモノサシは何なのかを突き止めていく必要があります。
次に、その判断基準を形成した過去を紐解き、自分が無意識のうちに決めてしまっていたアイデンティティーを発見し、その自己認識を変化させる方法を理解していきます。
①自分の言動や思考のパターンを観察する
②パターンの裏に潜む判断基準を発見する
③その判断基準ができた背景(過去)を知る
④過去を事実と解析に分けて整理する
⑤事実は変化しないので、解析を変化させる
⑥新しいイメージ・アイデンティティーが創る未来をイメージする
⑦日常で新しいイメージ・アイデンティティーを選択する
これが基本の流れです。
まずは①から③を通して潜在意識の意識化を図り、次に④から⑥で潜在意識を書き換えるための準備をします。
そして、⑦日常で習慣化するコツを覚えたらあとは実践あるのみです。
自分の選択が自分の未来をつくるので、無意識にやっていることを意識化して、行動や習慣にすることを変化させ、実践を通して無意識的にできるようになっていくことで、潜在意識も変化していきます。
変化のプロセスには、理解→実践→感覚→習得の4段階がありますが、まずは自分自身の潜在意識を、5階層のモデルに沿ってみていくことで、どんなイメージやアイデンティティーが潜んでいるのか?観察してみてください。
※詳しいステップの内容は書籍「世界を一瞬で変える潜在意識の使い方」をご参照ください。
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