年商1億円を超えるまでにやるべきこと

2021.06.3

売上が倍になるティッピングポイント

インタビュアー:実際に石山代表のこれまでのご経験で、売り上げアップに効果があったティッピングポイントとは何でしょうか?

石山:僕が顧問をやっている会社が年商10億円から3年で30億円を超えたんですけども、明確に何が変わったかと言うと、社長の考え方とスタンスが変わりました。最初の頃はなんでも自分1人でやろうというスタンスが強くて、社外の取引先からも「あの社長さんが頑固なままだと業績が伸びない」と指摘されるほどでした。従業員50人未満の会社だったんですけれども、全部自分で決めて全部自分でやる。外部の人のアドバイスも聞いているようで聞いていなくて、最後は自分で決める!というスタンスから、もうちょっと他人の意見を聞いて判断しようかなという姿勢に変化されました。

以前はワンマン経営者にありがちなトップダウンで経営されていたのですが、最近では各部門長の話を丁寧に聴いて、知らないことは専門の人に尋ねるなど独断から協調へシフトされていったんです。僕の「こうした方がいいんじゃないですか」という意見も素直に聞いて下さいましたし、色々な人を紹介していったらフィットするところもあって、それでDXの取り組みも進めて行ったら年商が20億円も伸びたんです。

インタビュアー:えー!?

石山:それぐらいちゃんとした人と付き合って、外部の意見を取り入れて、姿勢が変わってくるとチャンスが広がっていきますよね。大事なポイントは、社長本人が他人の意見を取り入れて意思決定しようと思ったかどうかなんですよ。

インタビュアー:社長自身が変わることで、それがそのまま業績に効いたということですか?

石山:その通りです。私も良いパートナー企業と出会っていなければ、Youtubeで発信することもなかったので、誰と付き合うかというのはすごく大事だと思います。

インタビュアー:誰と付き合うか、どういう考えをもつかで会社がガラッと変わっていくということですね。

年商1億円を超えるまでにやるべきこと

インタビュアー:年商1億円という壁を超えるために何かやるべきことがあるとすれば、どんなことが言えますか?

石山:シンプルに、商品をつくることと、売ること。これだけです。商品をつくるときにマーケットから入る人が多いと思うのですが、本当は自分の魂が何をしたいのかから出発した方がいいんですよ。儲かるからやる事業は、お金が稼げるようになった後に心が続かないし魂が入らないので、サービスのクオリティが下がって、利益より損だけが残るという結果が起きやすいです。

実際、昔IT企業で一山当てて利益を出した後に「自分が本当は何をしたいのか分からない」と相談にいらした経営者がいます。私も経験があるのですが、お金が目的だと、それを叶えた後に虚しさが残るので、社会とつながった志を発掘した方が長い目で見ると成功に近づくと感じています。

自分が魂から『これは本当に世の中のためになるし、やりたい!』と思っていることは、損しても続けるじゃないですか。そして、相手のためにやるじゃないですか。その姿勢を皆が見ているので、結果として評価されて、ファンの協力も得て、事業が伸びてくるんですよ。

なので、商品づくりで大事なのは、それを立ち上げる事業主、社長なり取締役の方が本当に何をしたいと思っているのかを分かっているかどうかですね。

インタビュアー:自分が本当にやりたいことをやらないと、どんなに商品を考えても駄目ということですか?

石山:そう思いますね。利益を考えてサービスの質を下げている会社よりも、お客様のことを考えてサービスの質を上げている会社の方が残っているし、伸びています。もちろんニーズがあるかどうか?市場調査は必要ですが、事業を発展させる上で一番大事なことは「それが自分の魂とつながっているか」だと、私は感じています。

石山 喜章 ワンネス株式会社 代表取締役

1977年、鳥取県生まれ。埼玉大学&デジハリ卒業後、株式会社IMJ(営業・プロデューサー職)を経て2003年、エッジ株式会社でメディア事業「ライブドア」をゼロから立ち上げ、同社の成長を牽引。ライブドア事件後は求道者として覚者の下で修業を積みながら2社の設立に携わった後、2012年にワンネス(旧社名CCO)を創業。出版した「潜在意識の使い方」は1万部を突破し、トヨタ、三菱電機、ITベンチャーなど先進的企業72社が幹部育成を依頼。ひとり1人の『魂の成長』を支援している。

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