2021.08.30
ワンネス株式会社の代表取締役社長を務める石山喜章にインタビューしました。創業に至る経緯と現在の役割、今後の想いを語る彼の声をお聞きください。
目次
私がライブドアでメディア事業部を立ち上げていた2003-2005年当時、たった3年で事業部の社員が6名から600名に急成長していったので、毎日がトラブルの連続でした。
日々のトラブルには社内のごたごたもあれば、取引先からのクレーム、共同事業にまつわるもの、第三者機関からの要請や、なかには損害の賠償を請求される裁判もありました。
数多くの課題解決にあたっていると、結局すべての問題の根底には「社員の不満」や「取引先の感情」があり、「コミュニケーションが足りなかった」から相互理解が深まらないまま争いや裁判に至っているという構図が見えてきます。
「問題を生み出している当事者同士の人間関係が改善しないと、問題はなくならない」
そう感じた私は、次のように考えました。
「人間関係の根っこには、一人ひとりの意識がある。意識改革と言っても、意識とは何なのか?どこへ向かって変えれば良いのか?、どのようにすれば意識を変えられるのか?が分からなければ、社員の意識改革をしたくても変えようがない。」
問題を根本原因から解決したかった私は、この問いの答えを探求して様々な分野の専門家(大学教授や書籍の作家)を訪れ、まず「意識とは何か」を尋ねていきました。
心理学、物理学、生物学、脳科学、宗教学、あらゆる分野の専門家に話を聞いても、誰も答えを持っていなかったので、最後には地球上に覚者(悟りを開いた人)を21名見つけ、7名に会いに行きました。その中でメンターをひとり決めて師事し、無意識や潜在意識のことを深く学ばせて頂きました。
ちょうど学び始めた頃にライブドア事件が起こったので、早速学んだ内容(潜在意識のフレームワークなど)を社内のマネジメントやトラブル解決に活用していきました。
すると、目の前で大荒れの会議が展開されていても、自分の心が波のない湖面のように静かなことに気づきます。私のところに顔を赤らめた監査役が怒鳴りに来ても、20分で笑顔にして帰すことができるようになりました。
実際に組織内のマネジメントで使える!と実感したことに加え、起業・独立していく後輩を見ていて「これからベンチャー企業が成長する上で、人材育成は欠かせない。特に潜在意識まで深く理解することが、問題解決と業績向上に直結する」と感じたので、潜在意識を軸にした人材育成の会社を起業しました。
ワンネス株式会社(旧社名、CCO)では、法人向けには「組織開発コンサルティング」と「企業研修・コーチング」を提供し、個人向けには「潜在意識アカデミー」や「潜在意識コーチング」などをご提供しております。
企業研修やコーチングの多くは弊社の講師やコーチが担ってくれているので、私の役割は経営者の相談相手(組織開発コンサル、コーチング)と潜在意識アカデミーでの講義が主になっています。
経営者から相談を受ける際のテーマは様々で、経営戦略~事業計画の策定をお手伝いすることもあれば、新規事業の立ち上げやサービス設計におけるアドバイスを求められることもあります。私が出したアイデアを聞いて「これでうちの売上は10億円上がります!」と仰った方もいらっしゃいました。
潜在意識アカデミーの参加者の多くが起業家・経営者ですが、従業員数は20名未満のところが多く、社長ご自身の変化がそのまま業績の変化となって現れています。
従業員数が50名を超えてくると、人事制度の設計や幹部社員の育成、マネジメント能力の開発、中堅社員の戦力化や一般社員の主体性を伸ばしたいという相談が増えてきます。
従業員数が100~800名の企業に対しては、管理職(マネージャー、リーダー層)にコーチを付けることを良くご提案しているのですが、半年~1年で変化が数字や現象になって現れるので本当にお薦めです。
従業員数が2,000名~6万名ぐらいの企業では、階層別研修とテーマ別研修の全体像からデザインさせて頂くこともあります。特に「求める人物像」がクリアになっていない会社に、ヒューマンスキル(人間力、人間関係力)の定義をお伝えすると喜ばれますね。
全体を通して、弊社クライアントに共通している特徴は「本質的なものに価値を置き」「深い思考が、高い成果を生み出すことを理解されている」点でしょうか。
大企業のなかで「潜在意識」というと、まだスピリチュアル・自己暗示・怪しいものというイメージが多いのですが、私の書籍「潜在意識の使い方」ではフレームワークを多数掲載して説明したので、製造業や金融、IT業界など理系の会社に受けが良いと感じています。
経営者の器が、その会社の業績を決めているので、伸びている企業は、経営者自身が絶え間なく自己研鑽されていることが多いです。
経営者で潜在意識を学んでいらっしゃる方は、元SONYの天外伺朗さんや京セラの稲盛和夫さんの元で学ばれている方も多いのではないかと思います。僭越ながら弊社の潜在意識アカデミーは、次世代を担う経営者が体系的に潜在意識を学べる場にしたいと考えています。
今年の第3期では、実に126名の方にご参加いただきましたが、多くの方が「講座の内容もだが、仲間との出逢いに価値がある」と仰ってくださいました。
私は、志を同じくする仲間がここで見つかり、共有できる価値観をベースに深い信頼関係を築いて頂けたら、と感じています。
これからビジネスで社会課題を解決しようとする方、業績を伸ばす為に自己成長したい方、社員を育てる為の方法を知りたい方が、お互いに気づきを共有し、切磋琢磨し合える場をつくることが、私の喜びとなっています。
「社会をより良い方向へ変える為にも、すべての変化はまず自分から。」
そう考えるリーダーが集い、成長し、共に楽しめる場に、あなたも参加して頂けたら嬉しいです。
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2024.10.30
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潜在意識の構造を21のフレームワークで解説したビジネス書。2015年10月にAmazonランキング2位を獲得し、2018年4月にも明林堂書店の週間ランキングで3位にランクインするなど、根強い人気を誇る。
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