2024.07.16
『潜在意識コーチング』の体験談。
今回は、大手メーカーの労働組合に勤務されている早瀧亮さんにお話を伺いました。(現在、出向でイギリスに赴任中)
目次
私は昨年からイギリスに出向し、これまでやってきた業務とはまったく分野の違う仕事に就いています。
すべてがゼロからのスタートで、まさに新入社員のような状態です。働き方や仕事に対する価値観・文化も違うだけでなく、業界の専門用語も分からず、初期の頃は話の内容さえ理解することができませんでした。求められるアウトプットのスタイルや狙いも最初はまったく理解できずに大変苦労していました。
また一方で、3年後に日本へ戻ることが決まっている中、それを見据えて準備をしておかねばならない、という気持ちもありました。
目の前の新しい仕事に全力投球したい気持ちもありながら、日本に帰国した際にスムーズに復帰できるよう準備したい気持ちもあり、どちらを優先すべきか?何から手をつければ良いのか?迷いに迷い、どっちつかずの状態で葛藤していました。
また、家庭の悩みもありました。
妻と3人の子どもと一緒にイギリスに赴任して来ましたが、子どもが体調を崩した際などに、妻とギクシャクしてしまったことがあります。慣れない外国に暮らす妻や子どもをどうケアすれば良いか?についても悩んでいました。
仕事や家庭生活での葛藤やモヤモヤをクリアにして、数年先の未来ビジョンを明確にしたいと思いました。自分の納得のいく目標やビジョンをつくり、それに向かって、今なすべきことを1つ1つタスクとして設定したいと考えました。
そんな時に、会社の研修講演をお願いした石山さんのことを10年ぶりに思い出したのです。世間によくある自己啓発や通常のコーチングとは違い、当時は誰も意識していなかった「潜在意識」に焦点を当て、論理的にアプローチしているのがとても斬新だったこと、感銘を受けたことが蘇りました。
グループ講座ではなく、1対1の潜在意識コーチングを選んだのは、オーダーメイドのような感じで、自分の特殊な状況に合わせて適切な導きを得られるのではないかと感じたからです。
沢山の学びと気づきがありましたが、その中でも衝撃を受けたのは次の3つです。
①ずっと抱えてきた「不安感」「孤独感」が、自分の幻想だったことに気づいた。
②自分のすぐ身近に、支えてくれる人やチームが常にいてくれたことに気づいた。
③自分のやりたいことをやっていい、と気づいた。
3つの気づきがキッカケとなり、様々な変化につながりました。
これまで漠然と「自分一人で全てやらないといけない」という感覚があり、自分を追い詰めて不安感や孤独感を感じていたと思います。
でも、潜在意識コーチングを受けたことで、支えてくれる人やチームがすぐ隣にいたことに改めて気がつきました。
これまでに突拍子もないオーダーや大きな課題など、胃が痛くなるようなことも度々ありましたが、毎回のように助けてくれる人が現われて、どうにもならなかったことは一度もなかった、その事実にハッとしました。
「私はいつも誰かに助けられて、毎回どうにかなっている。」
「きっとこれからも必ず誰かが助けてくれる。」
一人でやっているつもりになって不安や孤独を感じていたけれど、そうではなかった。それに気づいた時、支えてくれる人やチームに素直に頼ればいい、と不安感や孤独感がウソのように消えたのです。もう一人で抱えて不安になったり、胃を痛めたりする必要もないんだと思えました。
そもそも不安や孤独というものは自分が勝手に感じていた幻想で、もともと存在しなかった…この事実は本当に衝撃でした。
仕事で「これは正解かな?うまくいくだろうか?」「自分には荷が重すぎる、できないかもしれない、どうしよう」と内心ドキドキしながら取り組むことも多々ありましたが、コーチングを受けてからは「自分には支えてくれる人がいる、きっとうまくいく」という安心感がベースになり、自信を持って迷いなく行動できるようになりました。
現在勤務しているイギリスの出向先には、東大出のスーパーエリートが多数在籍し、バリバリ仕事をこなし、どんどん語学力を磨いています。
これまでなら、私も毎日英語を勉強せねばと焦っていたと思いますが、潜在意識コーチングを受けたことで、スーパー優秀な彼らと同じ土俵に乗らなくてもいい、と割り切れるようになりました。
何かあれば必ず助けてくれる人がいるのだから、語学力が十分でなくてもチームに頼りながら安心して向き合えばいいと思えます。
不得意なことを克服しようと努力を重ねるより、自分の持ち味を活かす方に力を注ごう、これまで長くやってきた営業の経験や労働組合に携わったことで身に付けた「人懐っこさ」で生きて行こう、と覚悟を決めることができ、ムダな悩みが消えてとても楽になりました。
私は子どもの頃から、相手や状況に合わせ、自分の意志を引っ込める傾向があったのですが、大人になってからも「やりたいこと」より「やらねばならないこと」を優先していました。
その原体験が、親との関わり方です。
やりたくもないソフトボールチームに入らされてしぶしぶ通い、行きたくもない塾に通わされて苦手な算数の補習にも取り組み・・それというのも、親に逆らって関係性が悪くなるのがイヤだから従っていました。
当時の私には苦痛でしたが、潜在意識コーチングを受けたことで、初めて親の目線で考えることができました。親は、私を苦しめたくてソフトボールや算数の補習をさせたのではなく、私が苦手を克服できるよう、そして様々な場面に対応できる基礎力がつくようにと、私の将来を考えてやってくれたのだと、視点を転換することができたのです。
私の意志とはズレていたけれど、親は親なりに私を助けようとしてくれていたことが理解できました。それに、もし私が当時「ソフトボールをやりたくない、本当はこれをしたい」とハッキリ伝えていたら、きっと親は私のやりたいことを精一杯サポートしてくれたに違いありません。
それに気づいた時、自分を引っ込めて親に従うのではなく、やりたいことを追及しても良かったんだ、ということに気づかされ、目からウロコが落ちる思いでした。
こういった様々な気づきを通して、次のような結論に至りました。
・私はこれまで身近な人たちからいつもサポートされてきた
・きっとこれからもサポートしてもらえる
・だから自分を抑えずに、本当にやりたいことに取り組んでもいい
・遠い未来ではなく、目の前の「今やりたいこと」に素直に向き合おう
このように心底思えたことが本当に大きかったです。
安心感がベースにあることで、「やらねば」から解き放たれ、「やりたいことをできる」という考え方に切り替わりつつあります。
行動の基準が「やりたいかどうか」にシフトしてくると、多少ワガママかもしれないと思うようなことも躊躇せずに選択できるようになってきました。結局のところ、その方がうまくいくことに気づいた、というのもあります。
また、イギリスでは、皆が自分の好きなこと・信じること・思っていることを自由に表現していると感じます。例えば、全身緑色の服を平然と着ている人や、寒い時期に半袖半ズボンの人などがいて、驚かされてばかりです。
周りに合わせるのではなく、皆が自分の好きなことに一生懸命取り組んでいるのを目にするうちに、私もどう感じ・どうしたいか?自分の感覚を大事に「やりたい」ことを優先し、自分ファーストで仕事も家庭も取り組めるようになってきました。
目の前のフラグが立つことに注力し、楽しいことが増えています。特にランニングは今後の趣味になりそうです。今日走りたいなと思えば、仕事を適度に切り上げて走るなど、今までの自分なら絶対にやらない行動をするようになりました。
これまで、相手との間に何か違和感を覚えることがあっても、あえて確認せずにスルーして、後々トラブルになるケースがありました。
それは「こんなバカな質問をしたら恥ずかしい」「こんなことを言ったら関係性が悪化するかもしれない」という不安や恐れがあったからです。
今回、潜在意識コーチングを受けて不安や恐れを払しょくできたことで、何か違和感をキャッチした際にすかさず踏み込んで相手に確認できるようになりました。確認した瞬間は、相手から不満や本音がわーっと出てくることもありますが、「なるほど、そう思っていたのか」と平静に受け止めて返答できる自分になっています。
相手の考えを早めに理解しベクトルを合わせられることで、食い違いがなくなり、トラブルを未然に防げるようになりました。そのおかげで信頼が高まり、良い関係のループがはじまっています。今では違和感を大事にし「使いこなす」域に入ってきました。
違和感に気づき対処することは、仕事だけでなく家庭生活でも役立っています。これまで自己判断していたことを、あえて妻に確認するようになったことで、お互いのズレが少なくなり、妻も自分もHAPPYになることが分かってきました。
また、子育てのスタンスも変わりました。
これまでは妻を信頼して任せていたので、子ども達の様子を聞くこともなかったのですが、妻からするとそれは良いことではなかったようです。
子ども達の状況を尋ねるようにしたり、こういう場面にはこうしようと事前に確認し合ったり、一緒に振り返りをしたり、「子育てに取り組むチーム」として参加するようにしました。
結果として、毎日の会話量が増え、コミュニケーションのズレが激減しました。イレギュラーな事が起こっても連携してスムーズに動けるようになり、「チーム感」が生まれてより良い関係になっています。これまでは月1回くらい、「え?そんな風に考えてたの?」とズレを感じる場面もあったのですが、最近ではそれがなくなりました。
「やって欲しいことあれば教えてもらえる?何をしたら嬉しい?」と、スッと聞けるようになったのは、潜在意識コーチングの本当にスゴイところだと思います。
もしこれが他のコーチングだったら、「すべきことをやる」というタスク処理型になり、本質を捉えていなかったと思いますし、永遠にモヤモヤが解決しなかっただろうなと思います。
イギリスに赴任してから、家庭に一番の力点を置くようになりました。
今は3人の子ども達のために毎晩、絵本の読み聞かせと寝かしつけをしていますが、どうやら楽しんでくれている様子です。
また、普段子ども達が大騒ぎしてもイライラしなくなり、「リラックスして楽しんでくれているな」と気持ちを切り替えられるようになりました。私自身が「自分ファースト」になったから、相手に対しても「相手ファースト」が当たり前になったのだと思います。
私は子どもの頃、親にもっと自分の気持ちを聞いて欲しかったな、という思いがあります。子どもの気持ちを聞いてくれる家庭であれば、やりたい方向へ進み、将来の選択肢が広がったかもしれないと感じます。その経験から、子ども達が何をしたいか、どう感じるか、に注意して向き合うようになりました。
すると最近、子どもの方から「実はね‥」「本当は、あの時‥」と打ち明け話をしてくれるようになりました。私に仲間意識を持ってくれているのも嬉しく、子育てが楽しいです。
・何をしたいのか分からない人
・孤独感や不安感を抱えがちの人
私の経験上、何かしようとしても、自分の心とフィットする「やりたい」ことでないと続きません。頭の中で考える「やるべきこと」には心が伴っていないので、踏ん張れないからです。
潜在意識コーチングを受けていなければ、ずっと私は「やらねばないこと」ばかりして、空回りして悩み続けていたかもしれません。沼にハマってメンタルが壊れていたかもしれない‥想像すると恐ろしいです。
人は、本当に納得できることでないと楽しくないし続かないので、自分のやりたいことが分からなくなっている人に、ぜひ潜在意識コーチングを受けて頂きたいと思います。
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