2024.11.20
「人生の目的」がハッキリすると、
とても良いことが沢山あります。
人間関係が変わり、
人生全体が大きく変化します。
土台がしっかり安定し
判断に迷うことがなくなります。
何か事件が起こっても
明確な軸に支えられ揺るがなくなり
落ち込んだとしても早く復活できます。
ダラダラする時間が減り
速やかに行動できるようになります。
内側から情熱と活力が湧き上がり
どんどんアイデアが出てきます。
目的を同じくする人たちと
深くつながり協力し合って生きる
充実した人生になります。
逆に・・
「人生の目的」を持たないで生きることは、
その反対になるリスクがあります。
さて、今回はいろいろと思うところがあり・・
人が持つ「目的」について、
そして新時代のコミュニケーションの在り方について、
2つの観点からお伝えしたいと思います。
どうぞお付き合いくださいませ。
目次
「ついに世界が変わり始めた!」
ここ最近、そう感じる出来事がたくさんあります。
政治の世界では、自民党が過半数割れや、
兵庫県知事選の結果・・
芸能界では、松本人志さんのスキャンダルや、
ジャニーズ帝国の崩壊・・
これまで時代を引っ張って来た個人や組織、
圧倒的に強者だった勢力が弱体化し、
中小さまざまなチカラが拮抗するような、
そんなタイミングが来ているのではないでしょうか。
※出典:NHKニュース
実はこの1年、
日本だけでなく世界的にも、
これまで政治を担ってきた与党の敗北が続いているんです。
1月に、台湾の立法議員で与党が敗北
4月に、韓国の総選挙で与党が敗北
6月に、インドの総選挙で与党連合が大幅に議席を減らす
7月に、フランスでは下院選で与党が敗北
7月に、イギリス総選挙でも政権交代へ
国家レベルの政治(与党)が変わるということは
投票者の意識が変化している表れですから、
世界的にも確実に、
個人の意識が変化していると言えるでしょう。
このように世界規模で変化が起こっていることから、
私は、多くの人々が次のような意識に変わってきていると感じました。
・支配される構造から抜け出したい
・強者のトップダウンに従いたくない
・民意を反映してほしい
・支配者と支配される側ではなく、フラットな関係性を望む
これからますます、
どんなに強力な組織のトップであったとしても、
どんなに権力を持っているとしても、
そのチカラを行使してワンマンに振る舞ったり、
トップダウンで物事を決定したり、
一方的に他者を支配して従わせる、
・・そんなことが成立しない世界に移行するでしょう。
そして、これまで以上に、
相手と対話しながら調整し、
意思決定していく世界に向かっていきます。
これからの時代に必須とされる
コミュニケーションのあり方
が大きく変化していくことが考えられます。
世の中が変化する時には、
一定の順番があることをあなたはご存知でしょうか?
変化スピードの速い順番でいうと、
まず、一番小さい単位の「個人」から変化が始まります。
<変化の順番>
①個人の意識が変わる
↓
②家族やチームの意識が変わる
↓
③会社などの「民間組織」の意識が変わる
↓
④自治体など「公共組織」の意識が変わる
↓
⑤最後に「国家」が変わる
このように1人1人から変化が始まり、
それが広がると小さな組織が変わり、
もっと広がると最後に国が変わる、
世の中が変化するのは、いつもこの順番です。
(だから弊社も①の事業に取り組んでいます)
今回の衆議院選挙の結果を見て、私は
上記①~④までがすでに変化していて、それが表面化したのだ!
と感じました。
例えば、この20年の変化として・・
株式会社では、
株主以外のステークホルダー(利害関係者:例えば地域住民)
の意見を取り入れるようになったり、
SDG’s(地球環境の持続可能性)を意識した
地球に優しい経営が当たり前のようになってきました。
鳥取県では、
東京都知事選挙のポスター問題(掲示板が宣伝に使われた件)を踏まえ
選挙ポスターの掲示に関する独自の条例案を日本で初めて制定したり、
つくば市では、
市民の投票(政治活動への評価)をもとに
市長の退職金を決める取り組みが行われるなど・・
自治体における
「意思決定のスピード」
「対話による意思決定の仕方」
が民間に近づいてきています。
その結果、
ついに国家が変わるタイミングが訪れたのだ、
と私は感じています。
あなたは、どう感じましたか?
これからの時代は、
組織やコミュニティにおいて、
強烈に皆を引っ張っていく「リーダーシップ」より、
「チームワーク」の方が重視されるようになります。
そうなると、
家庭内でも、会社でも、
これまで以上に大切になってくるのは・・
✔ 相手と対話すること
✔ 相手と調整をはかりながら意思決定すること
今後はますます、
このようなコミュニケーションが望まれるようになります。
実際、熟年離婚をされる女性が
「私はあんたの奴隷じゃないんだよ!」
と叫ぶシーンがありますが、
一方的に指示・命令するだけで
相手の意思を無視したコミュニケーションは
家庭でも会社でも通用しなくなっていくでしょう。
1人でできることには限りがありますから、
家庭では家族の協力が必要ですし、
仕事では取引先やスタッフの協力が不可欠です。
特に、経営者やマネジメント層の方々、
人を教え率いる立場の方々は、
それを踏まえて対応していかねばなりません。
ちょっと話は反れますが、
私たちは、紙やペンやパソコンも、
誰かが作ってくれているから手に入れることができています。
毎日の食事でさえも、
1人で畑を耕したり魚を釣ってきたり
すべてを1人で生産することは相当難しいです。
そう考えると
今生きているだけで、すでに多くの人のお世話になっているのですが・・
お金を払えば何でも購入できてしまう社会では
そうした背景を忘れてしまいがちです。
そのためか、従業員に対しても
「 給料を払ってるんだから、指示したことをやるのが当然 」
「 言われたこともできないのは無能 」
・・などとモノのように考える方々もいて、
「感情を持った一人の人間」ではなく「お金を生み出す装置」のように
従業員を扱う会社が残念ながら存在します。
ですが、奴隷のように扱われて喜ぶ人はおらず
ビジネスマシーンのように扱われて
すこぶるヤル気が沸くようなマゾな人はあまりいません。
繰り返しますが、
これからの時代に必要とされる
コミュニケーションの在り方は、
相手の意思を尊重した対話です。
✔ 指示命令から→対話型へ
✔ トップダウンから→対話による意思決定へ
それでは、
新時代のコミュニケーション手法を踏まえるには、
どのような点に注意すれば良いのか?
次の項目にまとめましたので、ご覧下さい。
相手と対話する際には、
注視すべき5つのポイントがあります。
私は、それを次のように呼んでいます。
「5パーパス・モデル(Five Purpose Model)」
これは対話する相手の意思を、
「5つの目的」に分けて見る方法です。
このモデルを活用することで、次のようなことが起こります。
・話の通じなかった相手と、普通に話せるようになる
・相手に反発されなくなる
・相手の目的や価値観を把握し、質の高い対話ができる
・相手と深い絆ができる
・相手と立場を超えて、一生を通じた深い友達になる可能性がある
この方法は、経営者やマネジメント層だけでなく、
どんな立場の方でも活用できますので、
ぜひ皆さんに使っていただければ幸いです。
以下の図をご覧ください。
この図が示すように、人は5つの目的を持っています。
それでは、一番下から解説していきましょう。
①人生の目的
相手の意識の一番根底にあり、
すべての行動を支えている土台となるものです。
これが満たされることで人は幸せを感じます。
②組織の目的
相手が所属している組織(会社やコミュニティなど)
が持っている目的のことを指します。
例えば、民間企業であれば営業利益を上げるとか、
NPO法人であれば社会貢献、宗教団体であれば信者の獲得など。
③立場の目的
相手の「立場が担っている目的」のことを指します。
例えば、住宅会社の営業部長という立場であれば、
目的は「住宅販売によって部の営業成績を上げること」です。
④出会いの目的
相手が、人と会う目的のことを指します。
例えば、営業として見込客に会いに行くとしたら、
その目的は「商品を買ってもらう」ことです。
⑤今の言葉の目的
相手がいま言った言葉が「何のためのものか?」を指します。
例えば、リフォーム会社の営業が見込客に対して
「家の中でお困りの所はありませんか?」と言ったとしたら
その目的は「悩みをあぶり出してニーズをハッキリさせよう」
ということでしょう。
「最近は劣悪なリフォーム会社に騙される人が増えている」
と言ったとしたら、その目的は
「競合のリフォーム会社を排除し、自社を信用してもらおう」
ということでしょう。
このように相手の中には5つの目的があり、
それを知ることで
距離感や関係性を変えることができるのです。
初対面の相手に対して、
5つの目的をすべて知ることは難しいと思います。
そんな時は、次の2つだけでも大丈夫です。
③立場の目的
④出会いの目的
これだけでも、
かなり多くのことが見えてきますよ。
✔例えば、相手が中古品査定で家に来る人だとしたら・・
・出会いの目的は「中古品査定」
・立場の目的は「高く売れるものを、安く仕入れる」
これを知っておけば、
安く買いたたかれないように注意したり、
金目のものを盗まれないよう注意したりすることに繋がります。
✔例えば、最近知り合った相手がとても親切だった時・・
相手の立場を把握していれば、
出会いの目的は、宗教勧誘や商品販売かもしれない、
と想像することもでき、
親切な人だからと深入りしたり、
欲しくもないのにお付き合いで買ったりすることを
防げるかもしれません。
(特に宗教の勧誘や詐欺師は目的を隠す傾向にあります)
✔例えば、営業部長が部員と面談する時・・
出会いの目的は「対話すること」
部下の立場の目的は
・上司に評価してもらうこと
・会社の状況を把握し、今後の目標設定の基準にすること、など。
営業部長の立場の目的は
・会社の状況を伝え、適切に導くこと
・部下の業務状況を把握し、士気を高めること
・部下の成績を把握し、正しく評価を行うこと、など。
それを意識することで、
相手に対する問いかけ・投げかけが変わります。
このように相手の目的をいくつか押さえておけば、
好き・嫌いや固定観念に左右されたり
騙されたりすることも避けられますし、
無用な反発を招くことなく
スムーズで有益な会話につながり、
円滑な関係性を築くことができます。
そしてもっとも素晴らしいのは
・自分の人生の目的
・相手の人生の目的
この両方がハッキリしている時です。
ここがお互いに明確になっていると、
単なる知り合いや友達の域を超えて
一生涯の友や、同志としての関係を築くことができます。
ここで、私の人生の目的を大マジメにお伝えしますね。
それは・・・
「人類意識の進化に貢献すること」
壮大すぎて笑われるかもしれませんが、
弊社HPの経営理念に載せているぐらい本気です。
私は、これまでの人生で2度の覚醒体験があります。
その状態は至福としか言いようがありません。
皆がこんな状態で生きていけたら、
世の中から争い事がなくなると感じて
そんな世界をつくりたいと本気で思ったんです。
ですから、私のやるべきことは
・まず個人が意識を進化できる場をつくり、提供すること
・人を目覚めさせることのできる影響力を持つ人を増やすこと
・人類意識が進化する道筋を社会実装すること
この想いで、事業を続けています。
そして最近、
同じような目的を持つ方々と
関係がどんどんつながって来ていると感じます。
同じ土台を持つ相手とは、
時間や距離があってもずっとつながり合えるし、
一生涯の仲間として協力し合える関係になっています。
人生の目的がハッキリすると、
人と強く深いつながりができます。
しかし逆に、
人生の目的がハッキリしていない場合、
時間が経ったり距離が遠くなったりすると
そこで人間関係が終わってしまいます。
例えば、会社を辞めた後、
前の会社で付き合っていた人たちと
ほとんど付き合いがなくなるのも、それが理由です。
「組織の目的」「立場の目的」だけでつながる関係は、
その目的がなくなると維持できません。
目的が消えた瞬間に、縁も切れるんです。
以前、新宿でタクシーに乗ったとき
運転手さんが話してくれました。
タクシー運転手になる前は
有名な大企業の部長をされていたそうです。
しかし、定年退職すると、
誰からもお歳暮が贈られなくなり
ゴルフにも誘われなくなった、、と。
「立場の目的」だけでつながっていた人とのご縁は
組織から出た瞬間に終わってしまい、
ほぼ残ることがありません。
もっと言うと・・
「組織の目的」「立場の目的」だけで人とつながる人生は、
組織に使われているだけの人生です。
それは、
その組織や立場のために生きていることに他なりません。
自分自身の目的のために生きるのではなく
「他人のための人生」になっているのです。
人生の目的をハッキリさせることは
とても大事なことなのですが、
まだまだ多くの人が明確にできていないと感じます。
本当に大事なことなので、声を大にしてお伝えしますね。
自分の人生の目的をハッキリさせることで
人間関係が変わり、
人生全体が大きく変わります。
土台がしっかり安定し判断に迷うことがなくなります。
何か事件が起こっても明確な軸に支えられ揺るがなくなります。
例え落ち込んだとしても早く復活できます。
ダラダラする時間が減り速やかに行動できるようになります。
内側から情熱と活力が湧き上がりどんどんアイデアが出てきます。
例え組織の中にいたとしても、そうでなかったとしても、
同じ目的を持つ人たちと深く強い関係でつながり合い
協力し合いながら生きる人生になります。
・・・ここで、あなたにお聞きします。
今あなたが生きている目的は何ですか?
大切なあなた自身のために、今こそ
人生の目的を明確にすることを考えてみてください。
「潜在意識アカデミー®」では、
そのための方法を提供しています。
この講座を通じてあなたの人生に貢献させていただくことが
私の人生の目的であり、大きな喜びです。
2024.11.27
2024.11.20
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