2021.10.4
潜在意識を使った人材育成事業を手掛けるワンネス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:石山 喜章)は、100年後の海を守る企業コンソーシアム「一般社団法人ALLIANCE FOR THE BLUE」に、協働企業として参加いたしました。
アライアンス・フォーザブルーは海洋プラスチックごみが出ない社会を築き、美しく豊かな海洋環境を次世代へつなげることを目的とした一般社団法人です(略称、AFB)。
これまでは消費者に問題を解決する意欲があっても、企業に海ごみ削減に役立つ素材や技術があっても、世界に革新的な削減事例があっても、それらを繋ぎ合わせ、協働の流れをデザインする場がありませんでした。
AFBは複数の企業が集うオープン・イノベーション・プラットフォームとして、多様な事例や技術・素材を集め、つなぎ、共に育み、具体的な仕組みとして社会に普及させる役割を果たしていきます。
「海の豊かさを守る商品づくり」と「持続可能な仕組みづくりの実践」を主軸とし、海洋環境の保全と経済性を両立できる持続可能な社会の実現に向け、消費財メーカー、包材メーカー、小売企業、消費者が、新しいモノ作りや仕組み作りに挑戦するための機会、場を設けます。企業と消費者を結びつけるHUBとして機能することで、豊かな海が将来世代に引き継がれることを目指します。
海ごみ問題の解決に資する様々な科学的な情報を収集・調査・整理することで、世界的な動向を把握し、日本国内の状況の比較と合わせて、アライアンス参加企業・団体に提供します。また、それらを国内の行政機関、研究機関、報道機関への報告書や白書として活用、提言していきます。
海洋環境への負荷軽減に貢献する商品やサービスの開発と収益化が可能なことを実証し、企業にその取組を促すため、製造過程から利用、リサイクルに至る様々な段階で海洋環境の負荷低減を図る商品の企画や開発支援を行います。また、小売流通企業との協働により商品を販売することで、新しいスタイルの商品開発や消費の在り方を社会に示していきます。
海ごみの削減、海洋環境の負荷軽減に向けて、海と未来に思いやりを持って開発された商品を広く普及させるため、海洋プラスチックごみ問題解決に貢献する商品やサービスをProduct for the Blueとして認定し、広く推奨していきます。また、収益の一部を海洋環境保全活動に寄付します。
日常生活(商品の購入、利用、廃棄)に配慮することで、海洋環境の負荷を低減できることを教育するための教材や、体験機会を、地域、学校、家庭、それぞれの場面や機会の特性に応じた形で提供します。子どもに、親子に、海洋環境に配慮した商品を選択(購入)することや、その再資源化の習慣化を促していきます。
潜在意識が個人の人生を決めるように、海の状態が地球環境(気候変動や食糧供給)に大きな影響を与えています。しかしながら、海洋の問題はあまり注目を集めることがなく(潜在意識と同じ様に)その影響度と認知度がつりあってないと感じていました。
海洋プラスチックごみの問題を放置すると、サンゴ礁が死滅して1,500種以上の魚類絶滅へ連鎖し、20年後に10億人分の漁業資源が失われ、3兆2,000億円の経済損失を生むことにつながります。海から魚が居なくなれば、お寿司屋さん、缶詰工場、海産物食品メーカーは企業として存続できないでしょう。
「私は2040年になってもお寿司を食べたい」、それが協力する1つの理由です。
様々な企業と組織が連携して海洋プラスチックごみの削減に取り組むなかで、当社は教育に携わる企業として科学的な理解に基づいた情報発信で協力したいと考えました。
また大企業から中小企業までが多数集まる場所では、それぞれの背景や業界慣例の違いから、同じ目的へ向かいたいのに意思の疎通が難しいケースもあります。そういう場面で、当社の強みを活かして関係構築を支援したり、共同事業をプロデュースすることで、各社が『自社の事業のなかで出来る取り組み』を始められるようサポートしたいと考えています。
その先に、参加企業の社員が『自分の会社は、ビジネスで社会課題を解決しているんだ』と感じられる状態を創ってゆきたい、というのが当社の想いです。
ご相談・ご質問、お気軽に
お問い合わせください