2023.09.19
今回は、会社員の中村智樹さんにお話を伺いました。
目次
今は会社員として働いていますが、将来的には、発達障害の方々をサポートする仕事に携わりたいと考えています。そのためには、コーチングやカウンセリングなど、幅広い知識とスキルを習得する必要があると感じていました。
そんな折、石山さんのメルマガで、『潜在意識コーチ養成講座』の案内を目にして、直感的に「良さそう!」と感じて受講を決めました。
私の将来の活動につながるだけではなく、講座中にセッションを受けることで、自分の潜在意識も書き換えられるなら、とても合理的だと思ったのです。
講座中に進めたワークで、私は仕事から恋愛まで、ほぼすべての人間関係に父親との関係を投影していたことに気づき、衝撃を受けました。
父親は出世街道を順調に歩んできたエリートで、一人っ子の私に対する期待も大きく教育熱心でした。私は父の期待に応えようと、自分なりにがんばっていましたが、決して褒められることも、努力を認められることもありませんでした。
ワークを通じてわかったのは、仕事でも恋愛でも、相手に父親を投影して、「自分はこれだけやっているので、認めてほしい」という思いが根底にあったということでした。
また、「どうせ嫌われる」という思い込みもあり、好かれようとして気を遣いすぎ、それが行動にも反映されていることも気づきました。
私は、自分の人生を「大失敗」と認識していました。
進路で挫折したことを後悔していましたし、現在の情報社会で市場価値が高いマーケティングやプログラミングのスキルがないために、「劣っている」というコンプレックスがあり、製造業という自分の仕事に対する誇りも持てませんでした。
ところがセッションを通じて、「自分の仕事は、本当に価値がないのだろうか」と、今までの思い込みを疑う気持ちが湧いてきました。
また、22歳の時にADHD傾向があると診断されたことで、「発達障害があっても、健常者には負けたくない」という気持ちで戦ってきましたが、「できないことは、できない。適材適所でいい」「自分はこれでいい」と開き直ることもできて、とてもラクになりました。
そして、不思議なことに、自分のことを認めてあげると、相手のことも認められるようになったのです。
私は競争社会が苦手で、職場で業務成績を比較されることに強いストレスを感じていました。
先輩や同僚が敵に見えてしまい、思わずマウントをとる発言をしてしまうなど、性格が攻撃的になっている自覚もあり、「自分を改めないと、このままではマズい」と危機感すら抱いていたのですが、マウント癖も治りました。
最近、先輩や同僚の発言に対して、以前の私とは180度異なる視点で好意的に捉える自分がいて、自分でも驚いたほどです。
実は、最初からすべてが順調に好転したわけではなく、受講中にいわゆる修羅場を何度か経験しました。
職場で上司に対して感情的になってしまったり、弱者に暴言を吐いてしまったり。本講座で必須とされるテストコーチングのキャンセルが続いたときは、いつもの逃避癖や他力本願な自分が出てしまいました。
このように、学んだことを実生活で活かせていないばかりか、古いアイデンティティが強化されたようなネガティブな現実に直面して、正直にいえば、「潜在意識、全然役に立っていないではないか」と思ったこともありました。
しかし、これらの経験を通じて、改めて自分の無意識のパターンと向きあい受容することで、今では、自己否定が劇的に緩和し、私のアイデンティティーは、かつての「責任が取れない弱者」から、「エネルギーと自信に満ちたスーパーサイヤ人」に変化を遂げたと言う実感があります。
すべての出来事は、「自己否定」がキーワードだったのです。
今後、たとえネガティブなことが起きても、這い上がることができるという根拠のない自信すら感じています。これまで自己否定の根拠にしていた発達障害についても、今では「発達障害は武器だ」とすら思えるようになりました。
しっかりと自分自身と向き合い、現状を変えたいと思う方にオススメしたいです。
特に、軽度の発達障害がある人は、私のように世界観が変わり、自己受容できるようになるのではないでしょうか。
発達障害は一般的に弱点だと解釈されていますが、うまく使えば強みにもなりますし、自分自身の解釈を変えると、可能性が広がるということに気づいてほしいと思います。
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