2023.04.16
ワンネスで潜在意識コーチを務める横川理恵にインタビューしました。「本来の自分を生かし、人生と働き方を変えるサポートをしたい」と語る彼女の声をお聞きください。
目次
私は28年間、フリーランスのグラフィックデザイナーとして、チラシを作る仕事に取り組んできました。しかし先細りしていくばかりのチラシ業界に不安を感じ、同じスタイルで働き続けるのは難しいと感じていました。
50代になった私の中に生じていたのは「このままではいけない」という焦り。自分で仕事を取れるようにならなくてはと考え、仕事獲得のため行動に移しました。ところが、いざ動き出してみると、自分に足りないものがたくさん見えてきたのです。
営業活動の経験はないし、そもそも人とコミュニケーションを取るのが苦手。そうした自分を変えるにはどうしたら良いのだろうと思い、多種多様なことを学びました。コミュニケーションスキルや強み診断、ビジネススキルなど、知識とスキルで自分を武装しようとしたのです。しかし、それでも何かが足りません。
「ほかに何か答えがあるのではないか」と探していた時に出会ったのが、石山の著書『世界が一瞬で変わる潜在意識の使い方』です。本の中で潜在意識という言葉を知り「これだ!」とピンときました。
すぐに石山に会いに行き悩みを相談したところ、なんとその場で解決。この出来事で「もっと石山のもとで学びたい」と思い、潜在意識アカデミーの受講を決意しました。
アカデミーでの学びを通して芽生えたのは「深い部分で自分と相手のことを知り、お互いを認めて尊重し合えたら、誰もが生きやすい世の中になる」という思い。
社会には、私も含めて人間関係に悩む人がたくさんいます。コーチングによってそうした人たちと理解し合える関係を作れたらと考え、潜在意識コーチとしての活動を始めました。
私が育ったのは、長野県安曇野にある小さな村です。「狭い世界から飛び出し自由になりたい」という思いを胸に、大学へ進学するため上京しました。しかし東京の人の多さに疲れ、地元に戻り就職。事務職として10年勤める中で結婚し、出産のために30歳で退職しました。
そのあと、子育てしながら在宅でできる仕事として始めたのがグラフィックデザインです。全くの素人ではありましたが、働きながら独学でスキルを身につけました。やがて夫も会社員を辞め、自営業をスタート。そのため自分の仕事にプラスして、夫の事業の事務方としてお手伝いもしていました。
ところが、次第に夫の事業がうまくいかなくなります。私が家計を支えることになり、子育てしながら寝る間もなく年中無休で働く日々。自分の時間も自由になるお金も失い、精神的に病んでしまいました。
一方の夫は仕事をしなくなり、DV行為をするように。私は自分と3人の我が子を守るため離婚を決意し、5歳、8歳、10歳の子どもを連れて家出します。それからは1人で子どもたちを育てるため、依頼された仕事は何でも引き受け必死で働きました。
無我夢中のまま50歳を超え、ようやく子育てがひと段落。業界の先細りもあり、今から何か対策をしなくてはと考えていた時に、潜在意識に出合ったのです。
今まではひたすらに頑張り続ける人生でした。人は信用できない、人に頼ったら裏切られる、頼れるのは自分しかいない。そう考えていました。だからこそ自ら道を切り開き、辛い状況にも耐え、子どもを守ることができたのだと思います。
潜在意識に出合ってからは、1人で頑張る自分が誇らしくもあるけれど、そうでない生き方も良いのではないかと思えるようになりました。「私は1人じゃない、人を頼ってもいい、仕事を選んでも良い」という考え方に変わり、心が軽くなったのです。
大切なのは、自ら選択肢を作り自分で選べるようにすること。それが「自由」であり、「自分の人生を生きる」ということです。自分らしく自分の人生を歩む人を増やす。それが、潜在意識コーチとしての私の使命だと思っています。
私のお客様は40代後半〜50代の人が多いです。特に私と同じように自分を変えたい、これから先は今までと違う人生を歩みたいと思っている人です。
変化の激しい時代ゆえ、これからは今までの経験や知識が通用しません。
私たちも変化が求められますが、人は変わることを怖いと感じるもの。そのため「自分を変えたい」と思っていても、潜在意識では恐怖を感じていて動けなくなってしまいます。実際、私もグラフィックデザイナーから潜在意識コーチに転身する時は、いつも「怖い」と言っていました。
50歳を過ぎて新しい世界に転換した経験は、私だからこそ伝えられる強み。
変化に対する恐怖という心のブロックをスルリと乗り越え、お客様と一緒に新しい人生を軽やかに歩んでいけたら嬉しいです。特に、人生の後半から自分のビジネスを始めたい、転職したいと思う人の力になれたらと考えています。
自分自身と自分の人生を変えるには、まずは自分を知ることから始まります。
自分の現状を知らなければ、次に進む方向も分かりません。とことん自分を知ったうえで、今後の人生に必要なものを使い分け、新たに必要なものが出てきたら身につける。そうして自分の中に新しい選択肢を作っていくのです。
お客様が本来の自分を取り戻し、次のステージに向かって加速して進めるよう、私が人生の羅針盤となって寄り添いながら応援します。
一見すると恵まれているように見える人でも、話を聞いてみると「本当はね」「忘れていたのだけれど」という言葉と共に涙をこぼすことがあります。話を深掘りするうちに、無意識に我慢していた感情があふれ出してしまうのです。
多くの人が、生き抜くために大なり小なり自分の心に蓋をして生きています。自分は幸せだと言っている人でも、どこかで折り合いをつけて生きているもの。しかし、いくら人生を変えたいと努力しても、心に蓋をした状態では新しいステージに進めません。
心の奥底に隠れている部分をひも解いてからでないと、心に重りを抱えたまま生きることになります。だからこそ、自分をとことん知ることが大事。無意識におこなっているパターンに気づき、「変えよう」と決めたら誰でも変われます。変化のために自分を深く知りたいと思う人は、ぜひ私にそのお手伝いをさせてください。
コーチングをする中で、私がとても大切にしている瞬間があります。それは、お客様が何かに気づいた瞬間です。私はそれを「ぱあぁっの瞬間」と呼んでいます。真っ暗な夜に朝日の光がさすように、お客様の表情がパッと明るくなる瞬間があるのです。それは、お客様自身が輝き出す時でもあります。
その瞬間に出合うのが、私の喜びです。お客様からも「とにかく家族や会社のために頑張ってきたけれど、誰かのためではない、本当に自分がやりたいことに気づけた」「本来の自分に戻れた」と言っていただく機会が多いです。なかには、忘れていた本当の自分に気づいて号泣する人もいらっしゃいます。
特に50代は、頑張ることが美学だとされていた世代。辛くても耐え忍んで頑張るのが習慣になっている人が少なくありません。私は同世代として「今まで頑張ってきた人たちに報われてもらいたい」「自分軸で自分の人生を生きてほしい」と願っています。
そうして自分が満たされ、自分も人も大切にできる関係を広げたい。お互いを認め、尊重し合える平和な世の中を作ることが私の人生の目的です。そのための第一歩として、潜在意識を知るところから全力でサポートさせていただきます。
2024.10.3
2024.09.14
2024.07.16
2024.07.8
2024.05.25
潜在意識の構造を21のフレームワークで解説したビジネス書。2015年10月にAmazonランキング2位を獲得し、2018年4月にも明林堂書店の週間ランキングで3位にランクインするなど、根強い人気を誇る。
コミュニケーション能力を測定できるカードゲーム。採用試験で応募者のコミュニケーション能力を数値化して把握することができ、営業社員の能力開発にも最適。研修やグループワークで人気の一品。
ご相談・ご質問、お気軽に
お問い合わせください