2023.05.5
今回は、訪問看護ステーションを経営されている寺上さんにお話をお伺いしました。
目次
訪問看護ステーションを個人で立ち上げ、今年で13年目になります。
数年前に、スタッフが突然、全員一斉に辞めるという事態があり、事業を縮小する形で新しいメンバーと一緒に何とか継続している状態です。
看護師は募集してもなかなか応募がないことや、ちょっと嫌なことがあるとすぐ辞めてしまうこともあり、すごく気を遣って接していました。加えて、小さな事業所ゆえ、収入面での精神的な負担も大きい状態で、精神的にも肉体的にものすごく疲弊していました。
スタッフに気を遣いすぎて任せられず、自分1人で頑張っても誰にも認めてもらえず、心が不平不満でいっぱいでした。良いことが全然なくて拗ねている自分が、すごく嫌いでした。
また、私生活でも、夫婦間のトラブルが20年以上続いており、メンタル的にかなり落ちている状態でした。
現状を変えようと神社参拝などをしていましたが、根拠もなく、これで変われるのは神様に選ばれた一握りの人だけなのだろうな、と半ば諦めていました。これまでにも、現実を変えようと様々なことに取り組んで来たのですが、結局何も変わらずに、諦めかけていた所で潜在意識アカデミーに出会いました。
説明会に参加して「誰でも変われる」と聞き、その言葉がすごく響きました。学力や経験も必要なく学べるので、もしかして私の人生も変えることができるかもしれない、それならやってみようかな、と思いました。
私の場合は、スロースタートだったと思います。
セミナー4回目くらいまで、変化を実感できませんでした。
初対面の方とディスカッションやワークをすることになるので、すごく気を遣ってしまい、自分にとってはキツイと感じました。それに、最初の1~2回のセミナーだけで効果を実感している人もいたので、それと比較して「やっぱり私だけ結果が出ていないんだ」「私はダメなんだ・・」と思ってしまい、皆さんと関わることが辛くなってしまいました。
それで3回目からは参加せずに、1人で動画アーカイブ視聴をすることにしました。理解できるまで動画を何度か見直し、それに加えてコーチングを受けてアドバイスしていただくことで補完しました。
少しずつ変化していたとは思いますが、ハッキリしたものではなく自分ではなかなか実感できない時期が続きました。そんなある時、急に楽しいと思えるようなキッカケがありました。
そのキッカケは、過去の自分に手紙を書く、というワークでした。
これを通して、今の私を作って来た、とある感情に気づきました。それは「認めてもらえない感情」でした。
これがあったから頑張れたこともあったし、逆に辛いこともあったし、今の悩みもここから作られて来たのだということが分かったのです。その感情からすべてが派生し、スタッフに対する遠慮や、夫に対する態度まで、様々なことに繋がっていると気づきました。長い間、連れ添って来た感情でしたが、これをいつまでも手放していないから変われないのだ、と理解できました。
「その感情は今のあなたに必要ですか?」というコーチからの問いが、バン!と胸に入って来て、何で私はずっと認めてもらうことにこだわっていたんだろう?と心底思いました。
認めてもらえなくて「悲しい」「かまってほしい」という感情にずっと苦しんで来たので、それも一緒に手放せばいいんだ、とシンプルに思えた時に、心が楽になりました。これからの私にはもう必要ない、次のステップに行きたいから、もう手放そうと、その感情に対して「今までありがとう、さようなら」と手紙を書いて、手放しを行いました。
それまで、「手放す」ということを様々な所で聞いて知ってはいたけれど、実際に腑に落ちていなかったです。手放し方が分からなかったところを、コーチに教えてもらい、身体の中に落とし込むことができて、実際に身に着けることが出来ました。
辛いことやイヤなことがあるたびに、自分に要らない感情を見つけては、1つ1つ手放す決意をできるようになって来ました。そこから、自分の考え方や行動が少しずつ変わってきたように思います。
仕事がもうイヤで、辞めたいと思っていましたが、その気持ちが薄れて来ました。
以前は、スタッフに対して変に気を遣って言いたいことも言えなかったのが、今は良い意味で気遣いをしながら、自分の意見をしっかり伝えることができ、ダメなことに対しても注意できるようになっています。
そのせいか、何となく皆が盛り上がって来た感じがあります。
スタッフから反対されることもありますが、以前とはまったく違い、反対されても「認められている感覚」があります。被害者意識もなくなり、スタッフと活発に意見交換ができるようになりました。
スタッフに気を遣っていると思っていましたが、そんな自分にスタッフが気を遣っていたかもしれない、実はスタッフ側に気を遣わせていたんだろうな、と気づきました。
今までやらなかったようなことも、やれるようになりました。
例えば、近くの公民館に、自分達で作った会報を置かせてくださいと頼みに行ったり、うまくいっている地域の方に秘訣を聞きに行ったり。
初対面の方に突撃する際に、ワークで実践した「3分間の自己アピール」を1分くらいに縮めて伝えていますが、皆さんすごく食い付いてくれます。これまでは初対面の人にアドバイスを求めるなんて絶対にできなかったので、自分でも自分の変化に驚いています。
セミナーを受講していなかったら、きっと今でもウジウジしていたと思います。口癖のように「は~疲れたー疲れたー」ばかり言って、ため息ばかりついて、またスタッフが一斉に辞めるんじゃないかとビクビクしながら過ごして、近いうちに同じようなことが起こっていたような気もします。
夫との関係も変わりました。
今まで毎日のように、夫に対してカチンと来たり、イライラしていたりしましたが、それが殆どなくなりました。
これまでの夫は、いつもテレビに批判したり、私の作る料理に対しても、いちいち味がない、塩気が多いなど嫌味を言ったりしていましたが、楽しい話をするようになってから、テレビに批判することが少なくなり、とても穏やかになりました。
料理を作る時には、最初に味見をしてもらい、もうちょっと塩が欲しいなどの言葉を取り入れて会話しながら味を整えて行くようにしたら、夫から嫌味を言われることもなくなり、残さず食べるようになりました。
以前は、夫の顔色を伺ったり、イヤなことがあっても言わなかったりしたのですが、今はイヤだなと思うことを言えるようになっています。私の伝え方が柔らかくなって、敵意を感じないものに変わったので、夫とイヤな感じにならずに笑い合うことも増えました。
潜在意識を学んで、自分が変われば周りも変わる、と耳で聞いてはいましたが、それが自分にも起こり、本当のことだなぁ~と実感しています。
今でも「なんで私ばっかり…」と思う時もあります。
そんなウジウジした自分が出て来たら、その都度、例の「手放しワーク」をやるようにしています。何かあった時の拠り所として、大切なツールになっています。
セミナーを動画で見ているだけだったら、こんなに変われなかったかもしれません。コーチングを受けることで変わるキッカケができたので、私にとってコーチングはとても貴重なものでした。
セミナー4回目くらいまで、なかなか変化を実感できなかった私ですが、今、こうやってインタビューでお話しできていること自体、自分が変化した証拠だと思います。半年前の私だったら、このインタビューを受けることすら、できませんでした。「知らない人と話をしたくない」というのが真っ先に来て、インタビューの打診があった時点で断っていたと思います。
仕事で新規の方が入って来る時はいつも、自分を取り繕ってテンションを上げていたので、ものすごくパワーを使っていたのですが、今はまったく構えることもなく「そのまま」の状態で接することができるようになっています。
他人に気を遣い過ぎ、人と接触することがシンドくて、アカデミーの受講も1人で動画を視聴するくらいだった私…「何も良いことなんてない」と拗ねていた私が、以前よりすごく生きやすくなり、何よりインタビューまで受けることができるようになりました。
こんな嫌なことだらけの自分でも変われたので、誰でもちょっとしたタイミングで変われることがあるんだ、と本当に思います。
この歳になって、新しい夢ができました。息子の影響で競走馬を大好きになったことがキッカケですが、この素敵な馬たちが引退した後、安心して余生を過ごせる牧場カフェを作りたい、という夢です。実現に向けて少しずつ勉強しています。
コーチングの最終回で、自分の数年後の未来を創造するワークがありましたが、その時、まるで既に願いが叶ったかのように楽しく話している自分がいました。
アカデミーを受講する前の私であれば、50歳を過ぎてもう数年で定年というタイミングで、夢に想いを巡らせるなんてことを想像もしていなかったのに、ここで夢を語れている自分はスゴイ!と思いました。半年でこんなに変われるなんて、自分でも驚いています。
私のように、イヤなトラブルが続いて抜け出せなくなっている人や、諦めかけている人に、ぜひ受けていただきたいです。毎日が生きにくいと感じている人は、今よりももっと生きやすくなります。
何をやっても変われなくて、諦める寸前だった私でも、半年で変わることができました。ほんのちょっとしたことがキッカケで変化できることを、身をもって体験したので、同じことが誰にでも起こるんじゃないかと思います。
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